大阪 中古マンション購入 豆知識! 「連結送水管」について
皆様は、マンションの消防設備の一つである「連結送水管」ってご存知でしょうか?
一定規模以上の建物にはこの「連結送水管」の設置が消防法で義務付けられているのです。
この「連結送水管」は、7階建以上の建物に設置義務がある以外に、アーケードがある商店街等にも設置が義務付けられています。
「連結送水管」は、火事が起こった時に消防車が送水管から水を送ります。
※写真参照
そして、建物内にある放水口にホースを設置して、送水口から送られてくる水を使って消防隊員が消火活動を行います。
災害時に、建物内からも消火活動が必要になることを想定して、この設備が付いています。
従来の連結送水管は消防用設備として法定の定期点検が義務付けられていましたが、外概点検がその主な内容であり、配管の老朽化等に伴う潜在的な欠陥は見過ごされてきました。
その結果、いざ火災の際に古い建物では連結送水管が有効に使えない事態が発生しました。このような状況に鑑み、2002年3月に消防法令が改正され、既存の連結送水管について、設置後10年を経過した物件についてはポンプ車等による耐圧性能点検が義務付けられました。
マンションで大規模な火事が起こることはほとんどないかもしれませんが、皆様の生活を守るためのこのような設備 (「連結送水管」) があることも知っておくと良いかもしれません。
【 本コラム監修:住空間編集部 】